土質調査の試験の名称と求められるもの
これは2級土木施工管理技士 第一次検定 平成29年度(2017年10月22日(日)実施) No.1の問題です。論点は「土質調査・軟弱地盤対策」(重要度B・解答の形は四肢択一)。採点すると、解き方 2 手順・選択肢 4 つそれぞれの解説・引っかけの指摘・現行の法令・基準との関係が読めます。
土質調査における「試験の名称」と「試験結果から求められるもの」に関する次の組合せのうち,適当なものはどれか。
[試験の名称] ― [試験結果から求められるもの]
解答欄
正解
正解:(1) 圧密試験 ― 粘性土の沈下に関すること
解き方
- 圧密試験(JIS A 1217 土の段階載荷による圧密試験方法)では、粘性土の圧縮指数・圧密係数などを求め、軟弱な粘性土地盤の沈下量や沈下に要する時間の推定に用いる。
- CBR試験は路床・路盤の支持力、スウェーデン式サウンディング試験は土の硬軟・締まり具合、標準貫入試験はN値(地盤の硬軟・締まり具合)を求める試験なので、(1) が適当である。
選択肢ごとの解説
- (1)適当。圧密試験の圧縮指数・圧密係数から、粘性土地盤の沈下量と沈下時間を求める。
- (2)適当でない。CBR試験で求めるCBR値は、路床・路盤の支持力の評価に用いる。
- (3)適当でない。スウェーデン式サウンディング試験は、土の硬軟・締まり具合や土層構成の判定に用いる。
- (4)適当でない。標準貫入試験のN値は、地盤の硬軟・締まり具合や支持層の判定に用いる。
引っかけ:地盤中を伝わる地震波(弾性波速度)は弾性波探査やPS検層で、透水性は透水試験で求める。試験名と「何を求めるか」を対にして覚える。
現行法令との関係:(3) の「スウェーデン式サウンディング試験」は、JIS A 1221 の 2020 年改正(2020-10-26)で「スクリューウエイト貫入試験」に名称が変わった。試験の方法と求める値(Wsw・Nsw)は同じで、この問題の答えは変わらない。現行名称で出す場合は (3) を「スクリューウエイト貫入試験」とすればよい。
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論点ページ:土質調査・軟弱地盤対策の要点この論点の出題実績とよくある間違い
→平成29年度の前後の問題
出典:一般財団法人 全国建設研修センターが実施した2級土木施工管理技士 第一次検定 平成29年度(2017年10月22日(日)実施) No.1。問題文は本試験の問題にもとづいています。解答・解説・論点の整理は資格試験対策.netの独自コンテンツです。最終更新 。この問題の誤りを報告する