造園施工管理技士の学習スケジュール:試験日から逆算して組む

公開 ・執筆・編集:試験対策プロジェクトチーム(スタジオインサイト)

造園施工管理技士の学習計画は、試験日と申込期間を先にカレンダーに入れ、「過去問を何回分、いつまでに解き終えるか」を逆算すると崩れにくくなります。この記事では、1級 第一次検定(9 月)・1級 第二次検定(12 月上旬)・2級 前期(6 月)・2級 後期と第二次検定(11 月中旬)に合わせた 3 か月・6 週間・2 週間の例を示します。

逆算の起点になる日程

令和8年度の日程は次のとおりです。どの検定も日曜日に行われます。

検定試験日申込期間合格発表
1級 第一次検定9月6日(実施済み)5月7日〜5月21日10月8日
1級 第二次検定12月6日第一次と同じ期間(第一次・第二次で申し込んだ人の第二次の手続は 10月8日〜10月22日)令和9年3月3日
2級 第一次検定(前期)6月7日(実施済み)3月4日〜3月18日7月7日
2級 第一次検定(後期)11月15日7月14日〜7月28日令和9年1月5日
2級 第二次検定11月15日(後期の第一次と同じ日)7月14日〜7月28日令和9年3月3日

申込期間はどれも約 2 週間で、試験の 3〜4 か月前に締め切られます。申込を逃すと、1級は 1 年後、2級は半年後まで受けられません。手順は申込手順の記事にまとめています。

令和9年度(2027年度)の日程は、2026年10月時点で公表されていません。例年の時期(1級 第一次は 9 月上旬、2級 前期は 6 月上旬)で計画を立て、公表後に受検の手引で確かめてください。

過去問 1 回分にかかる時間(当サイトの目安)

次の数字は主催者の公表値ではなく、試験時間に同じだけの復習時間を足して当サイトが出した目安です。

検定試験時間1 回分の目安
1級 第一次検定午前 2 時間 30 分+午後 2 時間約 9 時間(65 問を解いて復習)
2級 第一次検定2 時間 10 分約 4 時間 30 分
1級 第二次検定2 時間 45 分約 6 時間(記述を模範解答と見比べて書き直す時間を含む)
2級 第二次検定2 時間約 4 時間

平日 1 時間・休日 2 時間半(週 10 時間)なら、能力問題が「全て選ぶ」形式になった令和3年度以降の回を 1 周するのに、1級は 6 回分で約 5 週間半、2級は 11 回分で約 5 週間です。2 周目は間違えた問題だけなので、1 周目の半分以下で済みます。

3 か月プラン(第一次検定。過去問を 2 周する)

初めて受ける人や、造園の現場経験が浅い人向けの標準的な配分です。1級なら 6 月上旬、2級の前期なら 3 月上旬、後期なら 8 月中旬に始める計算で、どれも申込の前後に当たります。

時期やること到達点
第 1〜2 週直近 2 回分を通しで解き、分野ごとの正答率を出す苦手な分野と、得点源にする分野が決まる
第 3〜5 週植栽・移植と樹木の規格を論点ごとに。根回し・支柱・花芽・株立物の計算能力問題の土台になる論点で 7 割
第 6〜7 週工程・安全・施工計画・品質を論点ごとに。ネットワークの計算を毎日 1 問施工管理法で 7 割
第 8〜9 週造園植物・土壌・庭園・材料。名称と性質の組を表にして毎日見返す造園一般で 6 割
第 10 週公園施設・土木と設備・設計図書・法規全分野に一通り触れ終わる
第 11 週2 周目。間違えた問題だけを解き直す。能力問題(1級 6 問・2級 4 問)を毎日全体で 7 割を安定して取れる
第 12 週直近 2 回分を本番と同じ時間で通しで解く時間配分とマークの手順が固まる

6 週間プラン(1 周と間違い直し)

造園の現場経験があり、樹種や作業の名前に迷わない人向けです。

  1. 第 1 週:直近 1 回分を通しで解き、分野ごとの正答率を出す。6 割を切った分野をこの 6 週間の中心にする
  2. 第 2 週:施工管理法(工程・安全・施工計画・品質・樹木の規格)を論点ごとに
  3. 第 3 週:植栽・移植・芝生と花壇・公園施設
  4. 第 4 週:造園植物・土壌・庭園・材料
  5. 第 5 週:土木と設備・設計図書・法規。能力問題を令和3年度の回から順に通しで
  6. 第 6 週:間違えた問題の解き直しと、直近 1 回分の通し演習

全問必須なので、どの分野も 0 にしないことが大切です。ただし合格基準は 60% なので、全論点を同じ深さで仕上げる必要はありません。出題の少ない論点(建築の屋根の形状、公園制度の歴史など)は、過去問の範囲を確かめる程度で十分です。

2 週間プラン(直前の総点検)

1 周済ませた人の直前期、または時間が取れなかった人の最低限のプランです。新しい論点には手を出しません。

日やること
1〜2 日目直近 1 回分を通しで解き、分野ごとの正答率を出す
3〜5 日目能力問題(1級 問題B No.24〜29、2級 No.37〜40)を令和3年度から全部。4 つの記述をすべて ○× で判断する
6〜8 日目施工管理法の数値(資格の境目、足場、株立物の 70%、受入れ検査)を書き出して覚える
9〜11 日目植栽・造園植物・土壌・庭園の間違えた問題だけ
12〜13 日目直近 1 回分を本番と同じ時間で通しで解く
前日持ち物の確認と、書き出した数値の読み返しだけ

1級は、全体で 39 問を超えても、応用能力が 6 問中 2 問に届かなければ不合格です(令和8年度の基準)。2 週間しかなくても、能力問題は毎日解いてください。

第一次と第二次を同じ年に受けるときの配分

1級:第一次(9 月上旬)から第二次(12 月上旬)まで約 13 週間

1級を「第一次検定・第二次検定」の区分で申し込んだ人は、第一次検定の翌日から第二次検定の準備に入るのが得策です。合格発表(10 月上旬)を待つと、残りは 8 週間ほどになります。目安は、9 月に問題 2(ネットワーク式工程表の完成・日数・フロート)と問題 3(株立物の判定、品質規格の項目、長谷川式と透水試験の判定)、10 月に問題 4(クレーン等安全規則の数値と安全の措置)、11 月に問題 1(植栽基盤・根回し・移植・植栽の記述)と通し演習、という順番です。答えが一つに決まる工程表と判定を先に固め、書き直しの回数が要る記述を後ろに回しすぎないことがポイントです。

第一次検定の合格発表の後に、第二次検定の受検手数料の払込みの手続があります(令和8年度は 10 月 8 日〜10 月 22 日)。見落とすと第二次検定を受けられないので、カレンダーに入れておいてください。

2級:後期は午前に第一次、午後に第二次

第一次・第二次を同じ日に受ける人(令和8年度の案内では旧受検資格の区分)は、午前に第一次検定(10 時 30 分〜12 時 40 分)、午後に第二次検定(14 時 00 分〜16 時 00 分)を受けます。第一次検定が不合格だと第二次検定は採点されないので、申込(7 月)から 9 月までは第一次検定の過去問を中心にし、10 月から第二次検定の植栽・移植・張芝の手順と安全の措置の記述を加えます。第一次検定で覚えた根回しや支柱の知識は、第二次検定の記述にそのまま使えます。

新しい受検資格で第二次検定だけを受ける人は、申込から試験日まで約 4 か月を第二次検定だけに使えます。最初の 1 か月で手順の名称と規則の数値を覚え、残りを記述の書き直しに当てると、書ける項目が増えます。

第二次検定の頻出論点(植栽基盤・移植・支柱・張芝・規格基準・工程表・安全) →

よくある質問

2級は前期と後期のどちらを受けるべきですか?

第一次検定だけなら、前期(6 月)で合格しておくと、不合格でも後期(11 月)に再挑戦できます。前期と後期は同じ並びで出題されるので、勉強の中身は変わりません。

勉強時間はどれくらい必要ですか?

主催者が公表している数字はありません。当サイトでは、過去問 1 回分に試験時間と同じだけの復習時間を足した時間(1級 第一次で約 9 時間、2級で約 4 時間 30 分)に、解く回数を掛けて見積もる方法をすすめています。

1級の第二次検定の勉強は、第一次検定の合格発表を待つべきですか?

待たずに始めることをすすめます。第一次検定から第二次検定まで約 13 週間ありますが、合格発表を待つと約 8 週間になり、記述の書き直しの時間が足りなくなります。

申込を忘れたらどうなりますか?

申込期間の後の受付はありません。1級は翌年度、2級は次の前期または後期まで待つことになります。

あわせて読む

出典・参考:一般財団法人 全国建設研修センター 1級造園施工管理技術検定・2級造園施工管理技術検定、令和8年度 造園施工管理技術検定 実施日程、令和8年度 1級 第一次検定・第二次検定 受検の手引(新受検資格)(第二次検定の手続期間)、2級 第二次検定 受検の手引(新受検資格)(試験時間)

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