ノシバの目地張り:排水性に留意した床土の整地仕上げ・目土の材料の留意事項と目土かけの効果
これは2級造園施工管理技士 第二次検定 令和4年度(2022年11月20日(日)実施) 問題2 設問(3)の問題です。論点は「芝生・花壇」(重要度A・解答の形は記述・穴埋め)。採点すると、解き方 4 手順・引っかけの指摘が読めます。
(3) 地被類植栽工に関し、以下の(イ)、(ロ)について答えなさい。
【問題2】次に示す〔工事数量表〕及び〔工事に係る条件〕に基づく造園工事の施工管理に関する以下の設問(1)〜(4)について答えなさい。
注)表中の*の欄に入る語句は、出題の趣旨から記入していない。
〔工事に係る条件〕
・本工事は、関東地方の近隣公園の未供用区域において、上記の工事数量表に基づき施工するものである。
・地被類植栽工の施工箇所は、平坦地であり、その土壌は事前の調査により植栽土壌として良好であることを確認している。
・高木移植工は、あらかじめ溝掘り式根回しを行ってあるクスノキを、約1km離れた圃場から移植する。
(イ) 耕耘機を用いて土を掘りおこした後に、排水性の確保に留意して整地を行うことにした。床土の整地仕上げの作業内容を、具体的に2つ記述しなさい。(ただし、きょう雑物の除去など、耕耘に関する内容は除く。)
(ロ) 芝の植付け後に目土かけを行うことにした。準備する「目土の材料に関する留意事項」を1つ、「目土かけを行うことによる効果」を2つ、それぞれ具体的に記述しなさい。
| 工種 | 種別 | 細別 | 規格 | 単位 | 数量 | 備考 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 植栽工 | 高木植栽工 | ハナミズキ | H(m) 2.5、C(m) 0.10、W(m) 0.6 | 本 | 7 | * |
| 植栽工 | 中低木植栽工 | ベニカナメモチ | H(m) 1.5、C(m) ―、W(m) 0.4 | 本 | 40 | * |
| 植栽工 | 地被類植栽工 | ノシバ | 36cm×28cm×10枚 | m² | 500 | 目地張り、整地を含む |
| 移植工 | 高木移植工 | クスノキ | H(m) 10.0、C(m) 1.2、W(m) 8.0 | 本 | 1 | * |
解答欄
正解
雨水が周囲の側溝などへ流れるよう、床土の表面に一定の水勾配を付けて不陸を整正する。
41 字土の塊をレーキで砕いて表面を平らにかき均し、くぼみをなくして水たまりができないようにする。
整地の後にローラーで軽く転圧して締まり具合をそろえ、後の沈下でくぼみができないようにする。
水勾配の向きと高さを丁張りや水糸で確かめながら仕上げ、逆勾配や凹凸を残さない。
土の塊をレーキで砕いて表面を平らにかき均し、くぼみをなくして水たまりができないようにする。
45 字雨水が周囲の側溝などへ流れるよう、床土の表面に一定の水勾配を付けて不陸を整正する。
整地の後にローラーで軽く転圧して締まり具合をそろえ、後の沈下でくぼみができないようにする。
水勾配の向きと高さを丁張りや水糸で確かめながら仕上げ、逆勾配や凹凸を残さない。
雑草の種子や根茎、れき・ごみを含まない砂質土を用い、土塊を砕きふるって細かくしておく。
43 字床土と同じか近い土質の良質土とし、土塊を砕いてふるいを通した細かいものを準備する。
雑草の種子や病害虫が混じらない清潔な砂を用い、目地に入りやすいよう乾いた状態で準備する。
粘土分の多い土は固まって排水を悪くするので避け、透水性の良い砂又は砂質土を準備する。
芝の根やほふく茎を覆って乾燥を防ぎ、活着を促す。
24 字目地や表面の凹凸を埋めて、芝生を平らに仕上げる。
ほふく茎の伸長と萌芽を促し、目地を早く覆わせる。
芝と床土を密着させ、芝のずれや浮き上がりを防ぐ。
目地や表面の凹凸を埋めて、芝生を平らに仕上げる。
24 字芝の根やほふく茎を覆って乾燥を防ぎ、活着を促す。
ほふく茎の伸長と萌芽を促し、目地を早く覆わせる。
芝と床土を密着させ、芝のずれや浮き上がりを防ぐ。
模範解答・別解は当サイトが作成したものです(主催者は記述式の解答を公表していません)。
解き方
- (イ) 公園緑地工事共通仕様書(令和2年5月) 2-3-6 1 は、地被類の植付けは下地を耕し、ごみ・がれき・雑草を除去した後、水勾配を付け、不陸整正を行うとしている。同 2(2) も、芝の張付けに先立って設計図書に示す深さに耕し、表土をかき均し、ごみなどを除去した後に不陸整正を行うとしている。耕耘ときょう雑物の除去は除外されているので、その後の仕上げ(水勾配・不陸整正・かき均し・軽い転圧)を書く。
- 施工箇所は平坦地なので、表面に水勾配を付けないと雨水が流れずに表面にたまり、芝が根腐れしやすい。土塊を砕いて平らにかき均し、くぼみをなくす。耕した土は柔らかく、そのままでは後で沈んでくぼみができるので、ローラーなどで軽く転圧して締まり具合をそろえる(強く締め固めると透水性が悪くなるので軽くする)。
- (ロ) 目土は、目地や芝の上にかける土で、公共建築工事標準仕様書(建築工事編)令和7年版 23.4.3(2)(ウ) は、土塊その他のきょう雑物を除いたものを均一に散布し、目地部分のへこみがないようにするとしている。公園緑地工事共通仕様書(令和2年5月) 2-3-6 2(5) は、目土は均し板で目地のくぼんだところにかき入れ、かけ終えた後に締め固めるとしている。目土に雑草の種子や根茎が混じると芝生に雑草が広がるので、それらを含まない砂又は砂質土を、土塊を砕きふるって細かくして使う。
- 目土かけの効果は、芝の根やほふく茎(ランナー)を覆って乾燥を防ぎ活着を促すこと、目地や表面の凹凸を埋めて平らに仕上げること、ほふく茎の伸長と萌芽を促して目地を早く覆わせること、芝と床土を密着させて浮き上がりを防ぐことなどである。
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令和4年度の前後の問題
出典:一般財団法人 全国建設研修センターが実施した2級造園施工管理技士 第二次検定 令和4年度(2022年11月20日(日)実施) 問題2 設問(3)。問題文は本試験の問題にもとづいています。解答・解説・論点の整理は資格試験対策.netの独自コンテンツです。最終更新 。この問題の誤りを報告する