バックホウによる植穴掘削の安全管理(作業計画・後進時の誘導・埋設物の確認の穴埋め)
これは1級造園施工管理技士 第二次検定 令和6年度(2024年12月1日(日)実施) 問題4 設問(2)の問題です。論点は「安全管理」(重要度A・解答の形は記述・穴埋め)。採点すると、解き方 3 手順・引っかけの指摘が読めます。
(2) 高木植栽工において、植え穴をバックホウで掘削する際の、安全管理上の措置に関し、次の記述の[A]〜[C]に当てはまる適当な語句を解答欄に記述しなさい。
【問題4】次に示す〔工事数量表〕及び〔工事に係る条件〕に基づく造園工事の安全管理に関して、以下の設問(1)〜(4)について答えなさい。
〔工事に係る条件〕
・本工事は、供用後20年を経過した総合公園の一部区域の再整備を行うものであり、上記の工事数量表に基づく工事を施工するものである。
・本公園の位置は関東地方である。
・ケヤキは、生育が不良で根株腐朽が確認されたことから伐採する。
・サクラは、園内の別の場所から移植する。植付け箇所への樹木運搬に当たっては、工事車両が公園の供用区域を通過する。
・剪定するシラカシは樹林地内にあり、高所作業車を使うことができない。
・工期は10月1日から翌年の3月15日までとする。
・バックホウを用いて作業を行う際の事前の措置
事業者は、バックホウを用いて作業を行うときは、あらかじめ、当該作業に係る場所について地形、地質の状態等を調査・記録し、それに適応する[A]を定め、これにより作業を行わなければならない。
・バックホウを後進させる場合の措置
運転者は、後進させる時は、後方を確認し、[B]の指示を受けてから後進する。
・埋設物が予想される場所を掘削する場合の事前措置
発注者又は施工者は、施工に先立ち、台帳に基づいて試掘を行い、その埋設物の種類、位置(平面・深さ)、規格、構造等を原則として[C]により確認しなければならない。
| 工種 | 種別 | 細別 | 規格 | 単位 | 数量 | 備考 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 公園施設等撤去・移設工 | 樹木伐採・伐根工 | ケヤキ | H(m) 20.0、C(m) 1.50、W(m) 8.0 | 本 | 2 | |
| 移植工 | 高木移植工 | サクラ | H(m) 6.0、C(m) 0.75、W(m) 4.0 | 本 | 3 | |
| 植栽工 | 高木植栽工 | コブシ | H(m) 4.0、C(m) 0.21、W(m) 1.5 | 本 | 10 | |
| 樹木整姿工 | 高中木整姿工 | シラカシ | H(m) 12.0、C(m) 1.10、W(m) 8.0 | 本 | 4 |
解答欄
正解
| A | 作業計画 |
|---|---|
| B | 誘導員(誘導者・誘導員(合図者) も正解) |
| C | 目視(目視確認 も正解) |
解き方
- A:事業者は、車両系建設機械(バックホウ)を用いて作業を行うときは、あらかじめ当該作業に係る場所について地形、地質の状態等を調査し、その結果を記録しておかなければならない(労働安全衛生規則第154条)。また、その調査により知り得たところに適応する作業計画を定め、かつ、当該作業計画により作業を行わなければならない(同第155条)。作業計画には、使用する機械の種類及び能力、運行経路、作業の方法を示す。
- B:バックホウの後進時は運転席から後方が見えにくく、作業員や第三者をひくおそれがある。土木工事安全施工技術指針(令和7年3月)第7章「機械掘削作業における留意事項」は、後進させる時は後方を確認し、誘導員の指示を受けてから後進することとしている。路肩・傾斜地等で転倒・転落のおそれがあるときも誘導者を配置して誘導させる(労働安全衛生規則第157条第2項。同指針は後進時の誘導の根拠に同規則第158条を挙げている)。
- C:建設工事公衆災害防止対策要綱(土木工事編)第42と土木工事安全施工技術指針(令和7年3月)第3章第1節は、埋設物が予想される場所で施工するときは、発注者又は施工者が施工に先立ち台帳に基づいて試掘等を行い、その埋設物の種類、位置(平面・深さ)、規格、構造等を原則として目視により確認しなければならないとしている。植穴の掘削でも、水道・ガス・電気などの埋設物を損傷しないよう、試掘で目で見て確かめてから機械で掘る。
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出典:一般財団法人 全国建設研修センターが実施した1級造園施工管理技士 第二次検定 令和6年度(2024年12月1日(日)実施) 問題4 設問(2)。問題文は本試験の問題にもとづいています。解答・解説・論点の整理は資格試験対策.netの独自コンテンツです。最終更新 。この問題の誤りを報告する