表土を仮置きして堆積するときに表土の品質を維持するために留意すべき事項
これは1級造園施工管理技士 第二次検定 令和2年度(2020年12月6日(日)実施) 問題4 設問(3)の問題です。論点は「土壌・肥料」(重要度A・解答の形は記述・穴埋め)。採点すると、解き方 3 手順・引っかけの指摘が読めます。
(3) 表土保全工において、仮置き場所に表土を堆積する際、表土の品質を維持するために留意すべき事項を具体的に2つ記述しなさい。
【問題4】次に示す工事数量表及び工事に係る条件に基づく造園工事の品質管理に関する以下の設問(1)〜(3)について答えなさい。
〔工事に係る条件〕
・表土保全工は、良質な表土を今後の植栽工事に活用するため、表土を掘削し、現場に近接する場所に運搬して、仮置きして保全する。
| 工種 | 種別 | 細別 | 規格 | 単位 | 数量 | 備考 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 敷地造成工 | 表土保全工 | 表土掘削 | ― | m³ | 1,500 | 運搬・仮置きを含む |
| 植栽工 | 高木植栽工 | イチョウ | H(m) 4.0、C(m) 0.21、W(m) 1.5、株立数 ― | 本 | 10 | 支柱取付け |
| 植栽工 | 高木植栽工 | エゴノキ | H(m) 3.5、C(m) 0.21、W(m) ―、株立数 3本立以上 | 本 | 10 | 支柱取付け |
| 植栽工 | 高木植栽工 | ナツツバキ | H(m) 3.5、C(m) 0.15、W(m) 1.0、株立数 3本立以上 | 本 | 10 | 支柱取付け |
| 植栽工 | 地被類植栽工 | ノシバ | 36cm×28cm×10枚 | m² | 3,000 | 目地張り(目土あり) |
| 移植工 | 高木移植工 | ケヤキ | H(m) 7.0、C(m) 0.60、W(m) 4.0、株立数 ― | 本 | 5 | 支柱取付け |
解答欄
正解
堆積の表面をシートや緑化で覆い、乾燥、雨水による養分の流出、風による飛散を防ぐ。
40 字堆積の表面に3〜5%の排水勾配をとり、端部の法面勾配を1:1.8未満として、雨水の停滞や崩れを防ぐ。
堆積は高くしすぎず、重機で踏み固めないようにして、通気を保ち土の構造を壊さない。
堆積は高くしすぎず、重機で踏み固めないようにして、通気を保ち団粒構造を壊さないようにする。
45 字堆積の表面に3〜5%の排水勾配をとり、端部の法面勾配を1:1.8未満として、雨水の停滞や崩れを防ぐ。
長期間置く場合は内部が還元状態にならないよう定期的に状態を確かめ、劣化があれば監督職員と協議する。
模範解答・別解は当サイトが作成したものです(主催者は記述式の解答を公表していません)。
解き方
- 公園緑地工事共通仕様書(令和2年5月) 第1章1-3-2 4は、表土の仮置きが必要な場合は、乾燥防止、雨水による養分流出防止、風による飛散防止の処理を行い、表土を堆積して保管するとし、同 5は、表土を堆積して保管する場合の堆積高さ、表面の養生は監督職員の指示によるとしている。
- 同 1-5-6 1(1) は、表土盛土材を仮置きする場合は、堆積地の表面を短辺方向に沿って3〜5%の表面排水勾配を設け、端部の法面勾配は1:1.8未満とするとし、同 3は、堆積期間中に還元状態の進行や性状の劣化が認められた場合は監督職員と協議するとしている。
- 表土は団粒構造と土壌微生物の働きで植栽に適した性質を持つ。高く積んだり重機で踏み固めたりすると、締め固まって通気が悪くなり、内部が還元状態(酸素不足)になって土の性質が劣化する。
同じ論点の過去問
令和2年度の前後の問題
出典:一般財団法人 全国建設研修センターが実施した1級造園施工管理技士 第二次検定 令和2年度(2020年12月6日(日)実施) 問題4 設問(3)。問題文は本試験の問題にもとづいています。解答・解説・論点の整理は資格試験対策.netの独自コンテンツです。最終更新 。この問題の誤りを報告する