舗装施工管理技術者の学習スケジュール:試験日から逆算した3つのプラン

公開 ・執筆・編集:試験対策プロジェクトチーム(スタジオインサイト)

舗装施工管理技術者の試験は年1回で、一般試験と応用試験が同じ日に行われます。次回は2027年6月27日(日)ごろの見込みです(主催者の発表前)。片方だけ先に仕上げる進め方ができないので、計画は「一般試験の過去問」と「応用試験の経験記述」を最初から並行させるのが前提になります。この記事では、開始時期ごとに3か月・6週間・2週間の3通りのプランを、週単位の表にしました。

逆算の起点になる日付

令和8年度(2026年)の実績を基に、令和9年度の見込みを並べます。申込期間と試験日は年によって前後するので、申込前に必ず日本道路建設業協会の案内で確かめてください。

できごと時期の目安令和8年度の実績
受験申込(書類作成システムで作成し郵送)2月2月2日〜2月20日
受験票の送付6月中旬6月15日頃
試験日(午前 一般試験・午後 応用試験)6月下旬〜7月上旬の日曜日6月28日(令和9年度は6月27日ごろの見込み)
合格発表10月下旬10月28日

申込は試験の4か月前に締め切られます。勉強の開始とは別に、2月の申込期間を逃すとその年は受けられないので、受験資格の確認と証明書類の準備は年明けに済ませておきます。手順は 受験申込の手順 にまとめています。

一般と応用の時間配分(当サイトの目安)

週に使える時間のうち、おおよそ3分の2を一般試験、3分の1を応用試験に充てる配分を勧めます。理由は2つあります。一般試験は論点が28あり、問題数が多いぶん演習量がそのまま得点になること。応用試験は問1の経験記述が「準備した文章を書き写す」問題で、最初に下書きを作ってしまえば、その後は清書の練習だけで維持できることです。応用試験の問2〜5は一般試験の舗装分野と重なるので、一般試験の演習が応用試験の準備も兼ねます。

3か月プラン(3月下旬に開始)

申込を済ませた直後から始める、もっとも余裕のある計画です。1級は過去問600問(10年分)、2級は400問を2周できます。

週一般試験応用試験
第1週直近1年分を時間を計って解き、分野別の正答数を記録担当した舗装工事を1つ選び、工事の概要(工事名・発注者・工期・工種・施工量・立場)をメモ
第2〜4週舗装分野のランクA論点を論点別に演習(アスファルトの材料・施工、路床・路盤、コンクリート舗装、各種の舗装、維持修繕、調査・試験)出来形・品質管理、工程管理、安全管理の3通りで課題と対策の骨子を箇条書き → 1通りを字数どおりの文章にする
第5〜6週施工管理(品質管理・安全管理・施工計画)と土木一般(土工)を論点別に演習残り2通りを文章にする。1級は結果(100字)まで書く
第7〜8週法規・倫理と、ランクBの論点(建設機械・工程管理・契約約款・道路法など)問2〜5を年度順に解き始める(1級は得意2分野、2級は3分野)
第9〜10週年度別に2周目。落とした問題に印を付ける問2〜5の続き。模範解答の要点と自分の答案を照合
第11週印の付いた問題だけ3周目。数値と用語の一覧を仕上げる経験記述を手書きで清書し、字数と所要時間を計る
第12週(試験週)直近2年分を本番の時間で通し演習。一覧の見直し清書をもう1回。選択問題は語句の確認だけ

第4週の終わりに、一般試験の舗装分野だけを抜き出して解き、7割に届いていなければ第5〜6週の予定を1週ずらして舗装分野を続けます。舗装分野で出題の半分を占めるので、ここが固まらないまま先へ進むと、後半で全分野をやり直すことになります。

6週間プラン(5月中旬に開始)

受験票が届く少し前からの計画です。過去問は1級で直近6年分(360問)、2級で直近8年分(320問)を目安に、1周と弱点の2周目に絞ります。

週一般試験応用試験
第1週直近1年分を時間を計って解く → 舗装分野のランクA論点を論点別に工事の選定と概要のメモ。3通りの骨子を箇条書き
第2週舗装分野の続き(維持修繕・各種の舗装・コンクリート舗装)出来形・品質管理の1通りを字数どおりに書く
第3週施工管理(品質・安全・施工計画)と土工工程管理・安全管理の2通りを書く
第4週法規・倫理の数値を一覧にして覚える。年度別の演習を開始問2〜5を直近5年分(1級は得意2分野、2級は3分野)
第5週年度別の演習の続き。落とした問題を論点別に解き直す問2〜5の続き。経験記述を手書きで清書
第6週(試験週)直近2年分の通し演習と一覧の見直し清書をもう1回。語句の確認

6週間では、ランクCの論点(技術者倫理・環境保全など)と、ランクBのうち問題数の少ない測量・コンクリートは後回しで構いません。1級で36問、2級で24問を取る計画なら、ランクAとBの主要論点で足ります。

2週間プラン(6月中旬に開始)

すでに実務で舗装に携わっていて、知識の確認と本番の形に慣れることが目的の場合の計画です。初めて舗装の勉強をする人には足りません。この期間で新しい分野を覚えるより、取れる問題を確実に取ることに絞ります。

日一般試験応用試験
1〜2日目直近1年分を時間を計って解き、分野別に採点工事の選定。3通りの骨子を箇条書き
3〜5日目舗装分野のランクA論点を直近5年分出来形・品質管理と、もう1通りを字数どおりに書く
6〜8日目品質管理・安全管理・施工計画・土工を直近5年分問2〜5を直近3年分(1級は2分野、2級は3分野)
9〜10日目法規の数値だけ一覧で暗記。年度別に直近3年分経験記述を手書きで清書し、時間を計る
11〜13日目落とした問題を解き直す。一覧の見直し問2〜5の語句の確認
14日目(前日)新しい問題は解かず一覧だけ見る清書を1回

2週間で経験記述を3通り作る余裕がなければ、出来形・品質管理の1通りだけでも字数どおりに仕上げてください。1級の問1は管理項目を自分で選べるので、1通りあれば解答できます。2級は管理項目の指定がないので、同じく1通りで足ります。

時間の見積もりと、遅れたときの優先順位

過去問1周に必要な時間(当サイトの目安)

一般試験の四肢択一を1問解いて解説を読むのに約3分かかるとすると、1級は600問×3分=約30時間、2級は400問×3分=約20時間で1周です。これに応用試験の経験記述(下書きと清書)と問2〜5の演習を足したものが、3か月プランで想定している総量です。3分という値は当サイトの目安で、公表されている統計ではありません。1問にかかる時間は人によって違うので、第1週の演習で自分の時間を測り、週の予定に掛け直してください。

遅れたときに削る順番

  1. ランクCの論点と、過去問の3周目を削る。
  2. 過去問の年数を減らす(1級は直近6年、2級は直近8年まで)。
  3. 問2〜5の分野を、1級は得意2分野、2級は3分野に絞る(これ以上は減らさない)。
  4. 経験記述は3通りを1通りに減らす(ただし字数どおりの文章と手書きの清書は省かない)。

逆に、どれだけ遅れても省いてはいけないのが、一般試験の舗装分野の演習と、経験記述の手書き清書の2つです。この2つは合否への影響が大きく、直前の数日で埋め合わせがききません。勉強の中身そのものは 勉強法 に、論点ごとの要点は 頻出論点の解説 にまとめています。

よくある質問

一般試験に合格済みで応用試験だけ受ける場合、計画はどう変わりますか?

一般試験の演習を減らし、問2〜5の過去問(1級は得意2分野、2級は3分野)を10年分解くことに時間を使います。経験記述は前回の答案を見直し、課題→対策→結果の対応が取れているか、数値で書けているかを確かめて書き直してください。免除の申請を忘れると一般試験から受け直しになるので、申込時の手続きも確認が必要です。

平日は勉強時間が取れません。週末だけで間に合いますか?

3か月プランなら、週末に一般試験の論点別演習をまとめて行い、平日は通勤中に数値と用語の一覧を見る、という配分で進められます。6週間以下の場合は、経験記述の清書(手書きで時間を計る)を週末に確保することを優先してください。

試験の直前に新しい年度の過去問を解いたほうがいいですか?

前日に初めての問題を解いて落とすと不安だけが残ります。通し演習は試験週の前半までに済ませ、前日は作っておいた一覧(対で覚える組・段階で覚える数値)の見直しだけにするのが無難です。

予想問題はいつ使うのがよいですか?

過去問を1周したあと、年度別の2周目の代わりに本番の構成で解く用途に向いています。初見の問題で時間配分を試せるのが利点なので、3か月プランなら第9〜10週、6週間プランなら第5週に組み込むと効果があります。

あわせて読む

出典・参考:日本道路建設業協会 舗装施工管理技術者資格試験の令和8年度 受験の手引き・試験のご案内(申込期間・受験票の送付時期・試験日・合格発表日)

この記事は資格試験対策.netが作成しました。内容の誤りにお気づきの場合は お問い合わせフォーム からお知らせください。最終更新 。