四つ目垣の作業内容(親柱の立込み・胴縁・立子の正誤)
これは1級造園施工管理技士 第二次検定 令和4年度(2022年12月4日(日)実施) 問題2 設問(3)の問題です。論点は「庭園の施工」(重要度C・解答の形は記述・穴埋め)。採点すると、解き方 4 手順・引っかけの指摘が読めます。
(3) 次の記述は、下図のような袖垣・垣根工の作業内容について記載したものである。下線部の(a)〜(d)について、その記述が適当な場合は○印を、適当でない場合は適当な語句を、それぞれ解答欄に記述しなさい。
【問題2】次に示す〔図面〕、〔工事数量表〕及び〔工事に係る条件〕に基づく造園工事の施工管理に関する以下の設問(1)〜(5)について答えなさい。
・はじめに、垣根の両端に親柱となる丸太を(a)末口を下向きにして立て込んだ。
・胴縁の竹を親柱へ取り付ける際には、胴縁の先端を(b)斜めに切って釘止めした。
・4本の胴縁は、それぞれの末口と元口の向きを(c)全て同一方向に取り付けた。
・最後に(d)間柱の竹を柱と柱の間に立て、しゅろ縄で胴縁に結束した。
〔工事数量表〕
| 工種 | 種別 | 細別 | 規格 | 単位 | 数量 | 備考 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 植栽基盤工 | 透水層工 | 暗渠排水 | 高密度ポリエチレン製有孔管φ150 | m | * | |
| 植栽基盤工 | 土性改良工 | 土性改良 | * | m² | * | |
| 植栽工 | 高木植栽工 | ケヤキ | H(m) 3.5、C(m) 0.21、W(m) 1.0 | 本 | 1 | 二脚鳥居型支柱(添え木あり) |
| 植栽工 | 中低木植栽工 | シャリンバイ | H(m) 0.4、C(m) ―、W(m) 0.3 | 本 | 550 | |
| 移植工 | 高木移植工 | クスノキ | H(m) 3.5、C(m) 0.2、W(m) 1.0 | 本 | 8 | 二脚鳥居型支柱(添え木あり) |
| 修景施設整備工 | 袖垣・垣根工 | 垣根 | 四つ目垣 | m | 7 | |
| 遊戯施設整備工 | 遊具組立設置工 | 木製複合遊具 | ― | 基 | 1 | 基礎を含む |
| 公園施設等撤去・移設工 | 公園施設撤去工 | 公園施設撤去 | ― | 式 | 1 | |
| 園路広場整備工 | アスファルト系舗装工 | 脱色アスファルト舗装 | ― | m² | 300 |

解答欄
正解
| (a) 末口を下向き | 元口を下向き(元口を下向きにして・元口を下・末口を上向き・末口を上向きにして・元口 も正解) |
|---|---|
| (b) 斜めに切って | 節止め(節止めにして・節止めとして・節止めして・節止めに も正解) |
| (c) 全て同一方向 | 交互(交互に・互い違い・互い違いに・上下交互 も正解) |
| (d) 間柱 | 立子(立子の竹・立て子・たてこ も正解) |
解き方
- (a) 丸太の柱は、根元側(太い元口)を下にして立て込む。木が育った向きのままで安定し、細い末口を上にすると見た目も自然になる。末口を下向きにするのは誤りで、「元口を下向き」が正しい。
- (b) 竹は切り口から雨水が入ると腐りやすく、割れやすい。竹材は節止めとするのが基本である(公園緑地工事共通仕様書(令和2年5月) 第2章2-3-3は唐竹の支柱を「竹の先端を節止めしたうえ、釘打ち」とし、第3章の四阿工も竹材は節止めとしている)。胴縁の端部も節のすぐ外側で切る節止めとし、割れないよう穴をあけてから釘止めする。斜めに切るのではなく「節止め」にする。
- (c) 竹は元口が太く末口が細い。4本の胴縁の向きを全て同じにすると、垣根の一方の側だけが太く見えて釣り合いが悪い。上下の胴縁で元口と末口の向きを交互(互い違い)にして取り付ける。
- (d) 公園緑地工事積算体系の用語定義集(垣根)は、垣根を「親柱及び間柱を打込み、垣を編み」設置する作業としている。間柱は親柱とともに最初に打ち込む中間の柱(図の中央の、地中深くまで埋め込まれた柱)で、胴縁を支える部材である。最後に柱と柱の間に縦に立て、胴縁にしゅろ縄で結束する細い竹は「立子」である。
引っかけ:(d)は図の中央に立つ柱(間柱、最初に打ち込む)と、最後に結束する細い縦の竹(立子)を区別する。(a)の丸太は元口(根元側)が下。(c)の胴縁は交互。(b)は竹の切り口の処理で、雨水が入って腐ったり割れたりしないよう節止めとするのが要点である。
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令和4年度の前後の問題
出典:一般財団法人 全国建設研修センターが実施した1級造園施工管理技士 第二次検定 令和4年度(2022年12月4日(日)実施) 問題2 設問(3)。問題文は本試験の問題にもとづいています。解答・解説・論点の整理は資格試験対策.netの独自コンテンツです。最終更新 。この問題の誤りを報告する