第38回 第4問 問5 B社論点:共同企業体(JV)会計重要度 B未着手

JVの決算に伴う完成工事高・完成工事原価の計上(B社側)

これは建設業経理士1級 財務諸表 第38回(2026年3月8日(日)実施) 第4問 問5 B社の問題です。論点は「共同企業体(JV)会計」(重要度B・解答の形は仕訳(記号+勘定科目+金額)または金額(千円))。採点すると、解き方 3 手順・引っかけの指摘が読めます。

A社は、次の<条件>でB社と共同企業体(ジョイント・ベンチャー、以下、JVという)を結成した。下の問1〜問5に答えなさい。なお、仕訳において使用する勘定科目は下の<勘定科目群>から選び、その記号(ア〜チ)と勘定科目を書くこと。

問5 JVの決算におけるJVとB社の仕訳を示しなさい。なお、工事は完成し、すでに発注者に引き渡し済みであるが、構成員は決算において完成工事高を計上する。

(B社の仕訳)

  • <条件>
  • 1.JVの構成会社 A社(スポンサー企業)出資割合 60% B社(サブ企業)出資割合 40%。会計期間は両社とも 1年間、決算期も同一である。
  • 2.JV工事の内容 請負金額 ¥90,000,000 工事原価 ¥63,000,000 工事総利益 ¥27,000,000(注)消費税は考慮しない。
  • 3.JVにおいて発生した取引は、各構成員に直ちに通知する。
  • 4.JVの会計処理は、独立会計方式による。
  • 5.JVの完成工事高については、工事完成基準で計上する。
ア現金イ当座預金ウ資本金エ完成工事原価オ完成工事高カ完成工事未収入金キ未収入金ク未成工事受入金コ預り金サ未成工事支出金シ建設仮勘定スJV出資金セA社出資金ソB社出資金タ工事未払金チ未払分配金

解答欄

借方

貸方

借方・貸方は 3 行まで使えます。使わない行は空欄のままにしてください。

金額はカンマなしでも入力できます。

正解

記号借方科目金額記号貸方科目金額
ク未成工事受入金12,000,000オ完成工事高36,000,000
カ完成工事未収入金24,000,000サ未成工事支出金25,200,000
エ完成工事原価25,200,000

解き方

  1. B社は決算で持分 40% 分の完成工事高 90,000,000 × 40% = 36,000,000 を計上する。問1で計上した未成工事受入金 12,000,000 を充当し、残り 24,000,000(= JVの未払分配金 60,000,000 × 40%)を完成工事未収入金にする。
  2. 同時に、未成工事支出金に計上している工事原価 63,000,000 × 40% = 25,200,000 を完成工事原価に振り替える。
  3. この仕訳でB社の工事総利益は 36,000,000 − 25,200,000 = 10,800,000(= 27,000,000 × 40%)になる。
引っかけ:完成工事高の相手科目を全額完成工事未収入金にしない。前受金の持分 12,000,000 は未成工事受入金として計上済みなので先に充当する。

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出典:一般財団法人 建設業振興基金が実施した建設業経理士1級 財務諸表 第38回(2026年3月8日(日)実施) 第4問 問5 B社。問題文は本試験の問題にもとづいています。解答・解説・論点の整理は資格試験対策.netの独自コンテンツです。最終更新 。この問題の誤りを報告する