管工事施工管理技士 試験当日の持ち物と注意点

公開 ・執筆・編集:試験対策プロジェクトチーム(スタジオインサイト)

管工事施工管理技士の試験は、マークシートも記述も HB の鉛筆またはシャープペンシルで書き、ボールペンは使えません。この記事では、試験時間と問題用紙の注意を確かめたうえで、時間配分、二つ選ぶ問題と選択問題のマークの注意、第二次検定の記述の書き方を説明します。

持ち物

  • 受検票。試験地・会場と受検番号は受検票で知らされます。届いたら写真を撮っておくと、紛失したときに受検番号をすぐ確かめられます
  • HB の鉛筆またはシャープペンシルと消しゴム。問題用紙の注意に「万年筆・ボールペンの使用は不可」とあり、第二次検定の記述も同じです。訂正は消しゴムできれいに消してから書き直します
  • 時計。会場に時計があるとは限りません。使える時計の種類は受検の手引で確認してください
  • 昼食(1級 第一次検定、2級の同日受検)。1級の第一次検定は午前 12 時 30 分に終わり、午後は 13 時 35 分から説明が始まります。2級の後期で第一次・第二次を続けて受ける人も、12 時 40 分から午後の入室(13 時 45 分まで)の間に昼食をとります

電卓が使えるかどうか、机の上に置けるもの、携帯電話の扱いは受検の手引に書かれているので、試験の前に必ず読んでください。過去問を解くときは、本番と同じ条件になるよう筆算で解く習慣をつけておくと安心です。1級の第一次検定には流体や熱の計算、第二次検定には工程表の日数計算があります。

入室時刻と試験時間

検定入室試験時間
1級 第一次(午前・問題A)9時45分まで(9時45分〜10時00分に説明)10時00分〜12時30分
1級 第一次(午後・問題B)13時35分〜13時45分に説明13時45分〜15時45分
1級 第二次13時00分まで(13時00分〜13時15分に説明)13時15分〜16時00分
2級 第一次(前期・後期)10時15分まで10時30分〜12時40分
2級 第二次13時45分まで14時00分〜16時00分

時刻は令和8年度の受検の手引によります。試験問題は、終了時刻まで在席した人のうち希望者に限り持ち帰れます。途中で退室すると持ち帰れないので、自己採点をしたい人は最後まで残ってください。解答用紙は試験監督者に直接提出してから退室し、持ち帰ることはできません。途中退室ができる時間帯は受検の手引で確認してください。

第一次検定の時間配分

1級 午前:150 分で 44 問から 33 問

問題 A は、No.1〜14(一般基礎)が全問解答、No.15〜37(空調・衛生設備)は 23 問から 12 問、No.38〜44(設備機器・設計図書)が全問解答です。1 問あたり 4 分半ほど使えます。おすすめの順番は、(1) No.38〜44 と、No.15〜37 のうち決めておいた論点を先に解く、(2) No.1〜14 の文章問題、(3) 計算問題を最後にまとめて、です。計算で止まると、得意な論点に回す時間がなくなります。

1級 午後:120 分で 29 問から 27 問

問題 B は、No.1〜9(施工管理法)が全問解答、No.10〜21(法規)は 12 問から 10 問、No.22〜29(施工管理法〈応用能力〉)が全問解答です。応用能力は 4 つの記述すべてを判断して二つ選ぶので、1 問に時間がかかります。No.1〜21 を 60 分ほどで終え、残りの 60 分を応用能力 8 問と見直しに当てる配分(当サイトの目安)にすると、合格基準の 4 問を取りにいく時間を確保できます。

2級:130 分で 52 問から 40 問

No.1〜6・No.24〜28・No.49〜52 が全問解答、No.7〜23 は 17 問から 9 問、No.29〜38 と No.39〜48 はそれぞれ 10 問から 8 問です。1 問あたり約 3 分です。必須の 15 問を先に解き、次に施工管理法(No.29〜38)、空調・衛生設備、法規の順に進めると、選ぶ問題で迷う時間を最後にまとめられます。

マークシートで落としやすい点

二つ選ぶ問題は 1 行に 2 つぬる

1級の No.22〜29、2級の No.49〜52 は「適当でないものは二つあるので、二つとも答えなさい」という問題です。問題用紙の解答用紙記入例のとおり、その問題の行に 2 つの番号をぬります。1 問 1 点なので、2 つそろって初めて点になると考えて、1 つしか分からないときも、残りの 3 つから最も怪しいものを選んで必ず 2 つぬってください。ほかの問題は 1 つだけぬります。二つ選ぶ問題の番号の範囲を、試験開始直後に問題用紙で確かめておきます。

選択問題は指定の数を超えない

選択問題は、指定の数を超えて解答すると減点されます(たとえば 1級の No.15〜37 は「13 問以上を解答すると減点」)。全部解いてから良さそうなものを残す、というやり方は時間がかかるうえ、消し忘れで超過する危険があります。解く問題には問題用紙で○を付け、区分の切れ目ごとに数を数えてください。

  • 解かない問題があるので、解答欄の行が飛びます。問題番号と解答欄の番号が合っているかを、区分の切れ目ごとに確かめる
  • 受検番号は数字をぬりつぶす欄があります。試験地・氏名とあわせて、開始直後に受検票を見ながら記入する
  • 訂正は消しゴムできれいに消してから。消し残しは読み取りの誤りの原因になる
  • 残り時間が少ないときは、見直しより解答欄のずれの確認を優先する。1 行ずれると、そのあと全部が不正解になる

第二次検定の時間配分と記述の書き方

令和7年度の問題用紙では、1級・2級とも問題 1・2・3 は全問解答、問題 4 と問題 5 から 1 問を選んで解答する形でした(2 問解答すると減点)。令和8年度の構成は当日の問題用紙で確かめてください。

1級 165 分・2級 120 分の配分(当サイトの目安)

問題内容1級2級
問題 2工程表(1級はネットワーク、2級はバーチャート)35 分25 分
問題 3労働安全衛生法の穴埋め・選択10 分10 分
問題 1○×と施工要領図・系統図の改善策40 分30 分
問題 4 か 5施工の留意事項・特徴・特に重要と考え実施すること60 分45 分
見直し選択した問題の番号、空欄20 分10 分

答えが一つに決まる工程表と法規を先に片づけると、残りの時間を記述に集中できます。工程表は、計算の途中の各イベントの時刻を問題用紙の余白に書いておくと、見直しが速くなります(余白は計算に使ってよいと問題用紙に書かれています)。

記述の書き方

  • 問われた形で答える。「改善策を記述」なら直し方まで、「理由又は改善策」ならどちらかがはっきり分かるように書く。誤りを指摘するだけで止めない
  • 1 項目 1 つのことを、1〜2 行で。「具体的かつ簡潔に」と指示されるので、理由と処置を 1 文にまとめる(例:「結露を防ぐため、保温筒の外側にポリエチレンフィルムを 1/2 重ね以上に巻く」)
  • 除かれた事項を書かない。「工程管理及び安全管理に関する事項は除く」「設問1に関する事項は除く」とあれば、墜落防止や前の設問と同じ内容は点にならない
  • 設備概要に合わせる。配管材料、機器の設置場所、換気方式などの条件と食い違うことを書かない
  • 同じ内容を繰り返さない。「2 箇所の改善策」なら別々の箇所を書く。同じ誤りを言い換えても 2 つ目にはならない

問題 4・5 は 1 問だけを選んで解答します。両方に書くと減点されるので、迷っても 1 問に絞ってから書き始めてください。第二次検定の頻出の型は第二次検定の頻出論点にまとめています。

よくある質問

第二次検定はボールペンで書きますか?

いいえ。問題用紙の注意に、HB の鉛筆又はシャープペンシルで記入し、万年筆・ボールペンは使えないと書かれています。

二つ選ぶ問題で 1 つしか分からないときは?

合格基準は 1 問 1 点で数えるので、2 つとも合っていることが必要と考えて準備してください。分かった 1 つに加えて、残りの 3 つから最も誤りらしいものを選び、必ず 2 つぬってください。

選択問題を多く解くとどうなりますか?

指定の数を超えて解答すると減点されると問題用紙に書かれています。第二次検定の問題 4・5 も、2 問とも解答すると減点です。

試験問題は持ち帰れますか?

終了時刻まで在席した人のうち、希望者に限り持ち帰れます。途中で退室した人は持ち帰れません。第一次検定の試験問題と正答肢は、試験の翌日から 1 年間、主催者のサイトにも掲載されます。

2級の同日受検で、午前の第一次検定ができなかったら午後は受けるべきですか?

第一次検定が不合格だと第二次検定は採点されませんが、自己採点の結果は試験中には分かりません。手ごたえにかかわらず午後も受けてください。

あわせて読む

出典・参考:令和8年度 1級 第一次検定 受検の手引・1級 第二次検定 受検の手引・2級 第一次検定(前期)受検の手引・2級 第二次検定 受検の手引(一般財団法人 全国建設研修センター。試験時間・入室時刻)、令和7年度 1級・2級管工事施工管理技術検定の試験問題の表紙(解答の方法、選択問題の減点、試験問題の持ち帰り)

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