TSを用いた出来形管理のメリット
これは1級舗装施工管理技術者 応用試験 令和4年度(2022年6月26日(日)実施) 問4 (1)の問題です。論点は「品質管理・出来形管理・検査」(重要度C・解答の形は穴埋め・記述)。採点すると、解き方 2 手順・引っかけの指摘・現行の法令・基準との関係が読めます。
国土交通省が推進しているi-Constructionにおいて、トータルステーションを用いた出来形管理のメリットを3つ挙げ、解答欄へ簡潔に記述しなさい。
解答欄
正解
出来形管理のメリット ① 模範解答
少人数で計測でき、出来形計測の手間と時間が削減できる。
27 字別解
丁張りの設置や検測の手間が減り、測量作業が省力化できる。
巻尺やレベルの読み違いなど人為的な誤りが減り、精度が向上する。
出来形管理のメリット ② 模範解答
計測値を3次元設計データと照合でき、出来形帳票が自動作成できる。
32 字別解
設計値との差がその場で分かり、手戻りを早期に防止できる。
計測データを電子で保存でき、維持管理段階でも活用できる。
出来形管理のメリット ③ 模範解答
電子データで納品でき、監督・検査の書類や立会いが簡素化される。
31 字別解
監督職員の段階確認・検査で実測が減り、検査が効率化できる。
書類作成や写真整理の作業が減り、内業の時間が短縮できる。
要点(書けていたものにチェック)出来形管理のメリット ①出来形管理のメリット ②出来形管理のメリット ③
要点の 6 割以上で「正解」扱いにします。
模範解答・別解は当サイトが作成したものです(主催者は記述式の解答を公表していません)。
解き方
- 国土交通省の「TS等光波方式を用いた出来形管理要領(舗装工事編)」では、基本設計データ(3次元の設計データ)をTSに取り込み、現場で計測した基準高・幅・厚さなどを設計値と比較して出来形を管理する。
- メリットは、①丁張りや計測の省力化・少人数化、②設計値との自動比較と出来形管理帳票の自動作成、③電子納品による監督・検査の効率化(書類・立会いの簡素化)、④人為的な誤りの減少と精度向上、⑤データの維持管理への活用、などに整理できる。
引っかけ:TSの機器の説明(角度と距離を測る)だけではメリットにならない。3つが同じ観点(省力化ばかり)にならないよう、施工・管理・検査の段階に分けて書く。
現行の基準・法令との関係:i-Constructionは2024年4月に「i-Construction 2.0」として施工・データ連携・施工管理のオートメーション化へ施策が拡大され、出来形管理要領も毎年度改定されている。TSによる出来形管理のメリットは変わらず、この問題の答えは変わらない。
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令和4年度の前後の問題
出典:一般社団法人 日本道路建設業協会が実施した1級舗装施工管理技術者 応用試験 令和4年度(2022年6月26日(日)実施) 問4 (1)。問題文は本試験の問題にもとづいています。解答・解説・論点の整理は資格試験対策.netの独自コンテンツです。最終更新 。この問題の誤りを報告する