第38回 第1問 (2)論点:工事進行基準重要度 A
工事進行基準(2年目・前受金の充当あり)
次の取引について仕訳を示しなさい。使用する勘定科目は下記の<勘定科目群>から選び、その記号(A〜H)と勘定科目を書くこと。
前期に着工した工事(請負金額 ¥80,000,000、工事原価総額の見積額 ¥64,000,000)について、工事進行基準を適用している。前期の工事原価発生額は ¥16,000,000、当期の工事原価発生額は ¥24,000,000 であった。この工事については前期に ¥10,000,000 を前受金として受け取っており、未成工事受入金として処理している。当期の完成工事高を計上し、未成工事受入金は完成工事高に充当する。
A完成工事高B完成工事原価C未成工事支出金D完成工事未収入金E未成工事受入金F工事未払金G現金預金H工事損失引当金
解答欄
正解
| 記号 | 借方科目 | 金額 | 記号 | 貸方科目 | 金額 |
|---|---|---|---|---|---|
| E | 未成工事受入金 | 10,000,000 | A | 完成工事高 | 30,000,000 |
| D | 完成工事未収入金 | 20,000,000 |
解き方
- 累計の進捗率を出す。(16,000,000 + 24,000,000) ÷ 64,000,000 = 62.5%。
- 累計の完成工事高は 80,000,000 × 62.5% = 50,000,000。前期は 16,000,000 ÷ 64,000,000 = 25% なので前期計上額は 20,000,000。当期分は 50,000,000 − 20,000,000 = 30,000,000。
- 前受金 10,000,000 を先に充当する(借方 未成工事受入金)。残り 20,000,000 が完成工事未収入金。貸方は完成工事高 30,000,000。
引っかけ:進捗率を「当期発生 ÷ 見積総原価」で出すと 37.5% になり、当期分 30,000,000 は同じ数字になりますが、見積総原価が変更された回では合わなくなります。必ず「累計」で計算し、前期計上額を引く手順で覚えてください。